コシヒカリがグランプリ 令和7年度「飯山市米食味コンクール」入賞者表彰式

飯山の米

「飯山市米食味コンクール 飯山のおいしいお米グランプリ」令和7年度の入賞者表彰式を開催しました(2026年1月26日開催)。

コシヒカリがグランプリ。ゆうだい21も初入賞

長野県飯山市では、国内外最大級の「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」の予選会として、平成26年度から市独自のコンクールを実施しています。

本年度は市内から、個人・法人合わせて20の生産者・団体から48検体が出品されました。審査の結果、上位6名を表彰。そのうち2名の生産者は今回が初受賞となりました。

飯山のお米といえば『幻の米』のブランド名でも知られる「コシヒカリ」がおいしいことで知られていますが、近年各地のコンクールで上位を席巻している注目の品種「ゆうだい21」が、本年度初めて入賞しました。

ゆうだい21:宇都宮大学が開発した、大粒で強い粘りと弾力が特徴の品種。
茎が太く倒伏に強いのが特徴。近年の猛暑にも耐えうる「高温耐性」と「多収性」を兼ね備え、品質が安定しやすい、育てやすいお米として注目されています。

令和7年度 飯山市米食味コンクール〈飯山のおいしいお米グランプリ〉入賞者

令和7年度:飯山市米食味コンクール〈飯山のおいしいお米グランプリ〉 入賞者

年度地区氏名・団体名品種点数
R7年度グランプリ瑞穂宮川正一コシヒカリ172
準グランプリ太田Faith Farm 水野尚哉ゆうだい21166
優秀賞太田宮本昌幸ゆうだい21162
優秀賞外様株式会社とざまコシヒカリ160
優秀賞柳原農事組合法人やなぎはらコシヒカリ160
優秀賞外様春日純夫コシヒカリ159
点数は、食味、味度の測定値の合計

2度目のグランプリ受賞! 宮川正一さん

コシヒカリでグランプリに輝いた、瑞穂地区の宮川正一さん。令和2年度に続き、今回が2度目のグランプリ受賞となりました。

瑞穂地区の福島棚田保存会の会長でもあり、福島棚田で長年実施されている、地元小学生の稲作体験授業にも大きく関わっています。

「自分自身の米作りは趣味ではじめた。商売だと採算は合わないが、趣味だと考えれば、いくらつぎ込んでも納得ができる」と言う宮川さん。カメムシなどの防除対策として価格の安い消石灰を撒くなど、うまい米を作るための研究や創意工夫を重ねています。

来年度は「ゆうだい21」を栽培し、国際大会にチャレンジしたいと意欲を示しました。

準グランプリ受賞は、Faith Farm 水野尚哉さん

準グランプリは、昨年に引き続き、Faith Farm 水野尚哉さんが受賞。今回は「ゆうだい21」が高得点を得ました。

水野さんは、各種の米コンクールに毎年入賞している若手生産者で、「飯山ブランド米研究会」の会長を務めるなど、おいしいお米の産地としての認知度を高める広報活動にも尽力されています。

うれしいご報告もありました。水野さんの自然栽培米コシヒカリが、第三回 玄米限定・土鍋炊飯食味グランプリ「玄米王2025」<今年いちばん旨い玄米決定戦>において、金賞を受賞しました。

審査員から、水野さんのコシヒカリに対して高評価があったことで、「コシヒカリの可能性はまだまだある!」と感じたそうです。

昨年から米の輸出を始めました。「国内需要や価格にふりまわされないように、農業経営をバランスよくやっていきたい」と語りました。

優秀賞に2名が初入賞!

今回初めて2名の方が入賞し、優秀賞に輝きました。

太田地区の宮本昌幸さんは代々続く農家。「試しに作ってみよう」とチャレンジしてみたゆうだい21での入賞となりました。「ゆうだい21は作りやすかったが、味はやっぱりコシヒカリという印象」とのこと。

圃場の80%が棚田で、「昔からある自然環境での米作りを絶やしたくない。米作りを次世代につなげていきたい」という思いを語り、「来年はコシヒカリで入賞したい」と、抱負を述べました。

外様地区の春日純夫さんは、会社に勤めながら米作りを続けています。農薬、化学肥料を50パーセント削減した特別栽培米コシヒカリを栽培しています。「今回の受賞を励みにして来年度もがんばりたい、と話しました。

米コンクールに毎年入賞している、地域の農業法人、柳原地区の農事組合法人やなぎはらの岸田さん、外様地区の株式会社とざまの八重田さんからは、これからも地域の農地を集約して守っていくこと、おいしいお米はあたりまえで、さらに安心安全なお米を供給していくことについて、力強い言葉が聞かれました。

株式会社とざまでは、特別栽培米については、神経毒性や残留性のあるネオニコチノイド系農薬を使用しない「ネオニコフリー」で栽培しています。

写真前列、左から、春日さん、八重田さん(とざま)、宮川さん、水野さん、宮本さん、岸田さん(やなぎはら)

いわゆる『令和の米騒動』で、米の買取価格は上がりましたが、それ以上に農機具や種籾などの価格が上がっていること、高温・渇水といった気候の変化、有機栽培や無農薬栽培米のニーズについてなど、時代の変化に対応した米作りについて、さまざまな議論が交わされました。

飯山市長からは「お米は飯山市を代表する最も重要な農産物、トップランナーの生産者であるみなさんに、地域を支えていただきたい」と、今後への期待が語られました。

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(取材・写真:佐々木里恵/里の恵み編集室

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