旬のおいしさを、生産者が直接販売「かあちゃんの軽トラ朝市」大盛況

お知らせ

飯山市内の各地から、秋の野菜や果物など、飯山のおいしいものを満載した軽トラックが集まる「かあちゃんの軽トラ朝市」が、2024年11月17日(日)に開催されました。

軽トラ朝市は2020年秋にスタートし、今年で4年目を迎えました。夏と秋に年2回開催されます(7月・11月)。

会場はJR飯山駅近くの「雪と寺のまちシンボル広場」。北陸新幹線 飯山駅開業前は、旧飯山駅があった場所です。

午前10時の開始前からたくさんのお客さまが集まり、どんなものがあるのかな? と、軽トラの荷台を覗き込む姿が見られました。

軽トラ朝市で販売された、おいしいものをご紹介

秋の朝市を主催する「飯山市農村女性団体連絡会」は、市内各地の農村女性グループが連携し、農村における女性の地位向上や、地産地消の促進、食文化の継承に長年貢献しています。

いいやまの歴史ある郷土食「笹ずし」

「いいやま食文化の会」が販売する「笹ずし」は、飯山を代表する郷土食。「飯山市選択無形民俗文化財」「文化庁100年フード」にも認定されています。

川中島の合戦に向かう上杉謙信を、笹ずしでもてなしたことから、謙信ずしとも呼ばれます。

笹の葉の上に、山菜やくるみなどの具を盛り付けた酢飯がのっています。用意された20セットは、あっという間に完売しました!

新鮮な旬の野菜や果物がいろいろ

野沢菜、里芋、りんごや梨などの果物、ニンジン、ネギ、春菊、カブや大根など、飯山市内各地の採れたて野菜がたくさん!

手作りの加工食品も人気

「木島女性部こんにゃくの会」のさしみこんにゃく、山菜おこわや赤飯、切りもちといったお米を加工した食品も人気でした。また、飯山市出身で、ドイツで修行されたベッカライGENCOSのドイツパンもありました。

あったかい里芋汁の振る舞いも

みそ仕立ての里芋汁が、お客さまに振る舞われました。里芋は今が旬!
ちなみに夏は、夏野菜の冷たい汁になるとのこと。

振る舞いの汁物を調理するのは、軽トラ朝市を共催する、飯山地区農業再生センター会長の飛澤さん。今回は、無農薬栽培のコシヒカリを販売していました。一般には流通せずに、ご自身のネットワークだけではけてしまうそうです。めったに入手できない〈幻の米〉ですね。

「この朝市は、主に飯山の街中の住人をターゲットにしていて、農村地帯の生産者にとっては、生産物や商品を直接販売する貴重な場となっています」と飛澤さん。

飯山地区農業再生センターの声がけではじまった軽トラ朝市。
「例えば、トラック3台とかになっても、とにかく続けていこう!」と、熱い気持ちで、朝市の運営にあたっているそうです。

今回の朝市は、開始から30分でほとんどの商品が売れ、1時間で終了となりました。

軽トラ朝市に出店してみませんか? 農産物以外もOK!

かあちゃんの軽トラ朝市では、出店者を募集しています。家庭菜園で作った野菜をちょっと売ってみたい方、手作り作品を販売したい方なども歓迎です。
かあちゃんでなくても大丈夫!
夏は7月、秋は11月の年2回開催です。

ご興味のある方は、飯山市農林課 農業振興係までお問い合わせください。 
電話:0269-67-0729(課代表) 
メール:お問い合わせフォームをご利用ください

かあちゃんの軽トラ朝市 会場マップ

かあちゃんの軽トラ朝市
主催:飯山市農村女性団体連絡会
共催:飯山地区農業再生センター
事務局:飯山市農林課 農業振興係、JAながのアグリサポートみゆき


(取材・写真:佐々木里恵/里の恵み編集室

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